TC(トランスファーセンター)
物流には*TCと言われる施設が存在します。
例えば、新たなTCの立ち上げを考える時、予定されているトラック便数や荷物量に対して、問題無く稼動出来る事をどうやって証明しますか?
Emulate3Dはそういった大規模シミュレーション案件に対しても対応出来ます。
実際の入荷データ(Excel)を投入して物流を再現する事で、シミュレーションを行います。
*TC(トランスファーセンター)…通過型で在庫を滞留させない倉庫のこと。
条件
- 計測時間:5時間
- 到着トラック数:約800台
- 到着トラック積載荷物数:約42万個
- 総仕分け数:約30万個の条件
結果
- TCの限界能力
- 各チェックポイントのスループット
- 入荷完了時間
- 仕分完了時間
- トラック毎の積込完了時間
- 作業に必要な人数
- 人の稼動状況
実際に上記の条件を元に、システムの成立性を確認・分析する事が出来ました。
また、今回のシミュレーションは、下記理由から単一のEmulate3Dモデル・単一端末処理の限界を超える事が事前に想定されていました。
- モデル規模が大きい
- モデル中に存在するワーク数が多い
- 物理演算を利用してワーク整列化をするマテハン動作を正確に再現
しかし、Emulate3Dモデルの特定位置に搬送されたワークを別のEmulate3Dモデルの同じ位置にリアルタイム転送する事でシステム全体を再現する、と言ったソリューションでシミュレーションを実現しました。
未来を知る事で、TC運用開始時には最適な状態でスタートを切る事が可能になります。