「EdTech(エドテック)」って何?製造業の事例を含めて解説!
皆さまこんにちは、ITAGEの中村です。
今回は、近年教育現場で注目されている「EdTech(エドテック)」についてご紹介します。
EdTech(エドテック)とは?
○○Techという言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。「Tech」とはテクノロジー(Technology)の略です。○○Techは、既存の業界とICT技術を組み合わせてイノベーションを生み出すサービス・取り組みのことです(≒X-Tech)。
つまり「EdTech」は、教育(Education)とICT技術を掛け合わせてイノベーションを起こす取り組みのことです。EdTechは2017年頃から経済格差や住んでいる地域による教育レベルの差を無くすために推進されていましたが、新型コロナウイルスの流行により思うように教育が進まない今、さらに注目されることとなりました。
学校の教育現場課題と取り組み
子供たちが新型コロナウイルスの影響で思うように学校に通えず、平等に教育を受けられないという課題があります。経済産業省は2018年に「『未来の教室』とEdTech研究会」を立ち上げ、EdTechを活用した新しい学び方を提案しています。
授業のオンライン化を進めるため、学校のデジタル環境の整備や、先端的教育用ソフトウェア・サービスを導入する学校法人には補助金を交付する制度を立ち上げるなど、様々な取り組みを行っています。
一斉に教室へ集まって授業を受けるのではなく、どこからでも平等に個人の端末から授業を受けられることで教育の格差を無くすことが期待されています。
ビジネスの教育現場課題と取り組み
教育現場は学校だけではありません。ビジネスでも「新人研修」や「技術研修」、「現場研修」等様々な教育がされています。こちらも新型コロナウイルスの影響が深刻で、非対面が推奨される中で従来通りに教育を進められないという課題をお持ちではないでしょうか。
そこでEdTechの出番です。e-ラーニングなどのオンライン学習で、非対面ながら従来以上の質で教育できます。さらに、AI(人工知能)やAR/VR等の様々な技術を利用することで、個人の能力に合わせた教育を行えます。
例えば新人研修で講義形式のものをリモートにすることで、非対面での教育が可能です。さらに資格などの自主勉強でAI技術を使い、間違えた問題の傾向を導き出して学習をサポートできます。
他にも、営業研修のプレゼンテーション練習でVRを利用し、本番に近い環境を再現することで臨場感や緊張感を味わうことができます。
このようにEdTechはビジネスの教育現場にもイノベーションを起こします。今までと同じ質の研修を非対面で行うのではなく、より質を高めるためのサポートや環境づくりまで行うことが期待されています。
EdTechを進めたい!
先ほど紹介したVR研修ですが、弊社製品「Emulate3D」を使えば簡単に行えます。例えば製造業の組み立て作業です。紙媒体では理解しづらい作業も、仮想空間で手順や組み立て方を見ながらVRで体験することで簡単に覚えられます。教育者もいらないので、コスト削減や作業の効率化に繋がります。
他にも、AR技術を活用したEdTechもあります。ARを使えば、教育者が遠隔地から新人をサポートできます。スマートフォンやタブレット端末でテレビ電話のように画面を共有してARでマーカーをすることにより、ピンポイントかつ的確に指示を出すことができます。現場に行くコストの削減や教育者の人手不足解消に繋がります。
ARとVRの違いについてはこちら
最後に
いかがでしたでしょうか。「EdTech」は教育×技術でイノベーションを生み出すサービス・取り組みであるとお分かりいただけたでしょうか。
学校だけでなくビジネスの教育現場においても活躍し、今後増々進んでいくと予想されます。先生や講師がコンピュータなんて時代が来るかもしれません。EdTechに乗り遅れないよう今のうちからVRやARを活用してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介したEmulate3Dの詳細はこちら