ARとVRの違いって??

はじめまして、新入社員の池田と中村です。

新型コロナウイルスの影響を受け、2週間程遅れて入社式を迎えました。

最近では緊急事態宣言が解除され、電車の混み具合が酷くなってきました。

4月から隙間のある車内に慣れていましたので、やっと満員電車の洗礼を受けているところです。

皆様はいかがお過ごしでしょうか。

さて、今回はARとVRについて記事を書こうと思います。

以前にも同じような内容のブログ記事がございますが、入社して約2か月が経った現在の知識で紹介させていただきます。

よろしくお願いします。

ARとVRって何?

 AR

Augmented Realityの略であり、拡張現実と訳されます。

具体的には、目の前の現実世界に対しバーチャルの視覚情報を重ね合わせることによって、リアルタイムでディスプレイ上に表示ができるものです。

AR 拡張現実 概要

 VR

Virtual Realityの略であり、仮想現実と訳されます。

具体的には、現実世界と離れ、五感を拡張して臨場感のある仮想空間を構築し、
その中で限りなく実体験に近い体験を得ることができるものです。

VR 仮想現実 概要

どんな仕組み?

 AR

タブレットやスマートフォン、スマートグラス(眼鏡型のディスプレイ)を使用します。

ARの仕組みは二種類あります。

画像を認識する方法(ビジョンベース型)と、

位置情報を利用する方法(ロケーションベース型)です。

ビジョンベース型にも、
マーカー型ビジョンAR

マーカーレス型ビジョンAR
があります。

ビジョンベース型・ロケーションベース型は組み合わせて使用することも可能です。

AR 拡張現実 種類
  • ビジョンベース型(マーカー型ビジョンAR)

ARマーカーと言われる二次元バーコードを用意し、それをタブレットやスマートフォンで読み込むことでARを表示できます。

ARマーカーにあらかじめ情報を登録し、専用のアプリで読み取って使用します。

ビジョンベース型(マーカーレス型ビジョンAR)

特定のマーカーなどを利用することなく
現実にある物体や、空間を認識することでARが表示されるものです。

ARマーカーを置くための場所が無い場合などに活用できます。

ロケーションベース型

位置や向き、傾きなどを利用してARを表示させます。

GPSなどが内蔵されたタブレットやスマートフォンの普及により、ポケモンGO等、この仕組みを利用したARを身近に感じることが増えたのではないでしょうか。

 VR

ゴーグルとコントローラーを使用します。

下の画像はVRのゴーグルの仕組みです。

右目用の画像と左目用の画像をそれぞれのゴーグルに映す
ことで立体的に見えます。

VR 仮想現実 仕組み

向きを感知するセンサーは基本的にゴーグルに内蔵されています。

これにより、360°見渡すことが可能になります。

位置を感知するためには、位置情報を取得するための別のセンサーをその部屋に置かなければなりません。(ゴーグルに内蔵されている場合もあります)

それにより、自分の体の動きは、バーチャル世界の中で同じように再現されます。

最近は医療現場やVRを使用したスポーツなど、様々な場面で使用されています。

どのように使われている?

上記を踏まえて、ARとVRがどのような場面で使われているかを紹介します。

 AR

ビジョンベース型(マーカー型ビジョンAR)

観光ガイド

専用のアプリで観光地に設置されたマーカーを読み込むと、音声ガイドが聞けたりCGモデルが出現して詳しい解説を見ることができます。

ビジョンベース型(マーカーレス型ビジョンAR)

IKEA Place

部屋に家具を置きたいとき、あらかじめARで実寸大の家具を表示させて大きさやイメージを確認することができます。

SNOW

ARを使用したカメラアプリです。顔を認識させ、様々なエフェクトをリアルタイムで画面上に表示し、撮影することができます。

例 写真 AR

ロケーションベース型

ポケモンGO

(マーカーレス型ビジョンARも併用)アプリのカメラで映している目の前の景色に、ポケモンのキャラクターが登場します。

 VR

手術のトレーニング

医療現場で、実際の人体を使わずにバーチャル空間の中で安全に手術のトレーニングができます。

車の試乗体験

まだ実物が作られていない車にバーチャル上で乗ることができます。
実物を作る前に試乗できるので、コスト削減に繋がります。

例 車 VR

ゲーム

バーチャルの世界の中で対戦等が行われます。
eスポーツの競技の中にも含まれます。

例 VR ゲーム

スポーツ観戦

まるで自分が競技をしているかのように、臨場感あふれる360°の視点でスポーツを閲覧することができます。

どう違うの?

ARとVRは何が違うのか、比較していきます。

 AR

現実世界にバーチャルな情報を重ねて映し出す

・現実世界を元に拡げていく

・専用のアプリを入れるだけで使用可能(無料の場合が多い)

・現実の中に非現実を現す

〈メリット〉
・現実に存在しないものをタブレット上などで現実に映すことができ、より多くの情報を分かりやすく取り入れられる

・実物の購入前にARで現実世界に欲しいものを表示できる
 イメージが掴みやすい

 VR

全てが仮想世界

・現実世界を活用することなくゼロから作り上げている

・ゴーグルやコントローラーなど、多くの機材が必要(高価)

・非現実の世界をあたかも現実のように感じさせる

〈メリット〉
・仮想空間の中で現実では体験できないようなことができる

・実物の製作前にバーチャルで体験できる
  コスト削減

AR・VRが使えるITAGE製品は?

 AR

PTC社が提供しているARコンテンツの開発ツールであるVuforia Studioと、
ARのアプリケーションであるVuforia Chalkが挙げられます。

Vuforia Studio

Vuforia Viewというアプリがインストールされたスマートフォンを使い、
平らな場所にカメラを向け、画面をタップすることであらかじめ作成した
3DのCADデータのコンテンツをその場に配置することが出来ます。

現実空間に3Dの原寸大サイズの製品を確認することができ、現場での設計レビュー、配置スペースの確認や、設備の内部構造を実機に投影することが可能になります。

Vuforia Chalk

スマートフォンやタブレットによるビデオ通話の形で、チョーク機能(画面に手書きの線を書き込むことができる、マーキング機能も有)が搭載されています。

技術者、専門家が現場に居なくても
リアルタイムに映像を共有し、的確な指示を出し、確認することができます。

 VR

物理エンジンを備えた産業用シミュレータである、Emulate3Dが挙げられます。

Emulate3D

予め用意されているカタログやCADデータを使用して簡単に操作ができます。

VR機能が備わっているので、
作成したモデルをVRとして目の前に出現させることができます。

流れている荷物を掴む、持ち上げる、置く、更にフォークリフトに乗り込む、機械の電源を入れることなど様々な事が可能です。

終わりに

いかがだったでしょうか。

ほんの1か月前はARとVRの区別がついていなかった私たちですが、このブログを書くにあたり勉強し、似ているどころか結構違うものだとわかりました。

皆様にもこの違いが伝わっていると嬉しいです。

お付き合いいただき、ありがとうございました。