Emulate3D2023アップデート内容のご紹介

今年もEmulate3Dのメジャーアップデートが実施されました。

沢山の機能追加がありますが今回は一部をご紹介いたします。

基本機能

Emulate3Dの全てのエディションに関わる更新内容です。

.NET6移行

Emulate3Dの実行環境である.NETのバージョンが4.8から6に移行します。
最新の環境に適応しパフォーマンスの向上が期待できます。

物理エンジン「Algoryx」対応

Emulate3Dでは既に3つの物理エンジンが利用できます。
それらが効率性を優先していたのに対し追加された「 Algoryx AGX Dynamics 」は 精度、再現性を重視して設計されています。

NVIDIA Omniverse™対応

NVIDIA社が提供する3D設計プラットフォーム『NVIDIA Omniverse™』との接続が可能になりました。

シミュレーション向け機能

主にシミュレーションを実施する方向けの更新内容です。

AMRカタログ

AMRのモデル構築を実現する専用のフレームワークが追加されました。

AMR Emulate3D

Tanks and Pipesカタログ

液体の移動をシミュレーションできるフレームワークが追加されました。

タンク Emulate3D

ランタイム版のプロパティ変更

シミュレーションモデルの実行のみが可能だったRuntime Editionにおいて、プロパティの変更が可能になりました。

エミュレーション向け機能

PLCをはじめとした実機の制御プログラムとEmulate3Dを接続し、実機制御の検証を行うエミュレーション機能向けの更新内容です。

MQTT対応

エミュレーション機能の接続先に、主にIoT環境において利用される軽量なプロトコル「MQTT」が追加されました。

CIP Safety™対応

エミュレーション機能の接続先に、産業用ロボットメーカー各社が採用する安全通信規格「CIP Safety™」が追加されました。

終わりに

Emulate3Dは年一回のメジャーアップデートに加え、マイナーアップデートやウェブ上での新機能追加を高頻度で実施しております。

今後とも工場・物流センターの改善に役立つ機能を追加していきますのでご期待ください。